華やかなキャリアの裏で、松浦さんは深刻な体調不良に苦しんでいました。2007年頃から強い腹痛などの症状に悩まされ、2009年に子宮内膜症との診断を受けます。激しい痛みを伴う進行性の疾患であり、ステージに立ち続けることが困難となった松浦さんは、2011年8月に病名を公表し、無期限の芸能活動セーブを決断しました。
心身ともに追い詰められていたこの時期、献身的に傍らで寄り添い続けたのが橘慶太さんでした。多忙な音楽活動の合間を縫って病院への付き添いや生活環境の整備を行い、精神的な支柱となり続けました。芸能界という競争社会から一歩引いた松浦さんにとって、橘さんの変わらぬ包容力は何よりも代えがたい救いとなったと当時の関係者は証言しています。
そして交際開始から12年が経過した2013年8月4日に入籍を発表。同年10月にはハワイで近親者のみの挙式を執り行いました。入籍に際し、松浦さんが発表した公式コメントは、多くのファンの胸を打ちました。
「私の青春には、すべて彼がいます。悲しいこと、辛いこと、嬉しいこと、楽しいこと全部です」
10代前半から多感な青春時代のすべてを共有し、栄光も苦難も分かち合ってきた二人の重みのある言葉は、芸能界史に残る名言として今なお語り継がれています。