数々の名勝負を演出してきた「山の原コース」と、緻密な穴のないレイアウトでプレイヤーを試す「猪名川コース」。この対照的な36ホールこそが、クラブの象徴であり最大の資産だ。かつて男子ツアー「つるやオープン」の舞台として世界的トッププロたちがしのぎを削った歴史は、単なる過去の栄光にとどまらず、現在のコースメンテナンス水準の高さへとダイレクトに受け継がれている。
特に山の原コースの上がりのホール群がもたらす緊張感は、アマチュアゴルファーにとっても息をのむ美しさと難度を兼ね備える。ミリ単位で計算されたグリーンの速さと、地形の起伏を巧みに活かしたハザードの配置は、訪れるたびに新たな挑戦意欲を掻き立てる。まさにプロが挑んだ緊張感をそのまま追体験できる希少な空間と言える。