「昔のように、お酒をたくさん飲んでドンチャン騒ぎをするような接待は激減しました」。そう語るのは、並木通りの老舗ビルに新たに店を構えた27歳のママだ。彼女の店を訪れる客の多くは、30代から40代のIT経営者やファンドマネージャー。求めているのは過剰な盛り上がりではなく、洗練された会話と圧倒的な機密性だという。
かつては「40代後半でようやく一人前」と言われた銀座のママ業界だが、2026年のいま、若くして独自のネットワークを持つ「Z世代ママ」の存在感が増している。彼女たちはSNSを使った安易な集客に頼るのではなく、暗号化アプリを用いた密なコミュニケーションや、ビジネスのマッチングまで示唆する知性で顧客の心を掴んでいる。