日本国内で不動の地位を築いた真田だったが、1990年代後半に社会現象となったホラー映画『リング』での演技が高く評価され、海外からの関心がさらに高まる。そして2003年、映画『ラスト サムライ』への出演が彼の人生を劇的に変えた。
トム・クルーズと共演したこの作で、真田は刀の振るい方から武士道精神の細部に至るまで徹底的な指導を担当。自らの出番以上に作品全体の「本物感」にこだわり抜いた姿勢は、ハリウッド映画界のプロデューサーや監督たちに大きな衝撃を与えた。単なるアジア人俳優の一人ではなく、日本の真の文化を表現できる稀有な存在として認められた瞬間だった。