番組の顔として君臨し続けているのが、梅沢富美男をはじめとする名人たちの存在だ。特に梅沢が見せる「夏井先生との掛け合い」や「劇的なシュレッダー没」のシーンは、番組の名物として定着している。
しかし、単なるお笑い要素として片付けることはできない。梅沢富美男が魅せる凄みは、どれほどプライドを傷つけられても俳句に対して真摯に向き合い続ける姿勢だ。永世名人となり、句集完成という途方もない目標を掲げて挑む姿は、視聴者に強い感動を与える。
ベテラン芸能人が本気で学び、打ちのめされ、成長していく。この泥臭いドラマ性こそが、単なるバラエティ番組の枠を超え、長年にわたり質の高いドキュメンタリーとしても成立している理由である。