南沙諸島でなぜ対立が激化?2026年最新の現場実態と日本の影響

南沙諸島でなぜ対立が激化?2026年最新の現場実態と日本の影響

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現在、最も緊迫した現場となっているのが、フィリピンのEEZ内に位置するセカンド・トーマス礁(フィリピン名:アユンギン礁)です。フィリピン軍は1999年、第二次世界大戦期の老朽揚陸艦「BRPシエラ・マドレ」を意図的に座礁させ、少数の海兵隊員を常駐させることで実効支配の拠点としてきました。

しかし、この補給を阻止しようとする中国海警局の船艇が、フィリピンの小型補給船に対して高圧放水銃を浴びせたり、船体を意図的に接触・衝突させたりする事案が頻発しています。現地で任務に就いたフィリピン軍将兵の手記や同乗取材を行った国際報道機関の証言によると、「放水によって操舵室のガラスが粉砕され、航行不能に追い込まれる瞬間は死の恐怖を感じる」といった生々しい現場の実態が伝えられています。

さらに衛星画像が捉えるミスチーフ礁やスビ礁、ファイアリー・クロス礁の実態は、かつてのサンゴ礁の面影を完全に失っています。3,000メートル級の舗装滑走路には戦闘機や大型輸送機が離着陸可能なインフラが整い、対空・対艦ミサイルシェルター、高精度レーダーサイト、大型艦船が接岸できる深水港湾が完備されました。かつて「民間の避難所や気象観測施設」と説明されていた人工島は、南シナ海全域に制空・制海権を展開する巨大な前進軍事基地へと変貌を遂げています。

山本 拓海
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山本 拓海

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。