大学の出題者側も、受験生の「裏技依存」を黙って見ているわけではない。近年の難関大入試では、公式をそのまま適用できないように変数を巧妙に配置したり、積分のプロセスそのものを記述させたりする問題が目立つ。公式の形に無理やり当てはめようとした受験生が、自滅するケースが後を絶たないという。
「私たちは計算マシーンを求めているのではない。未知の課題に対して、既知の道具をどう組み合わせてアプローチできるかを見たいのだ」と、ある私立大学の数学科教授は明かす。入試問題は、大学側からの「対話の要求」なのだ。
大学の出題者側も、受験生の「裏技依存」を黙って見ているわけではない。近年の難関大入試では、公式をそのまま適用できないように変数を巧妙に配置したり、積分のプロセスそのものを記述させたりする問題が目立つ。公式の形に無理やり当てはめようとした受験生が、自滅するケースが後を絶たないという。
「私たちは計算マシーンを求めているのではない。未知の課題に対して、既知の道具をどう組み合わせてアプローチできるかを見たいのだ」と、ある私立大学の数学科教授は明かす。入試問題は、大学側からの「対話の要求」なのだ。