日本国内でヘアドネーションを受け入れている代表的な団体には、それぞれ独自の特徴や理念がある。自分の寄付したい髪の長さや目的に合わせて最適な寄付先を選ぶことが成功への鍵となる。
日本のヘアドネーション活動のパイオニアであるNPO法人 Japan Hair Donation & Charity (JHD&C)は、18歳以下の子どもたちへ完全オーダーメイドのフルウィッグを無償提供し続けている。原則として31cm以上の髪を対象としており、品質向上に向けた独自の管理体制を確立しているのが特徴だ。寄付手順もデジタル化が進み、オンラインでの事前マイページ登録とドナーシート発行によって追跡や管理がスムーズに行えるようになっている。
一方で、東北を拠点に全国へ活動を広げるNPO法人 HEROは、31cm以上の寄付髪を中心に、オリジナルデザインのウィッグを子どもたちにプレゼントしている。また、かつて15cmからの寄付を受け入れて注目を集めたつな髪プロジェクトなど、短めの髪でも参加できる機会を提供してきた取り組みも存在する。ただし現在では、需要と供給のバランスやウィッグの品質確保の観点から各団体ともに31cm以上の寄付を推奨する傾向が強まっている。発送方法やレターパックの同封指定、受領証の発行形態も団体ごとに異なるため、カット前に公式サイトを確認しておきたい。