スマートフォン時代に入り、絵文字の共通化を主導したのがユニコードコンソーシアムだ。世界共通の文字コード規格「Unicode」に絵文字が正式採用されたことで、国境を超えたデータのやり取りが可能になった。
だが問題は完全には解決していない。過去のガラケー時代との互換性を維持するために組み込まれた内部変換テーブルの複雑化や、最新規格へのOSアップデート時期のズレが原因で、古いUnicodeしか持たない端末では最新絵文字が表示できず白抜き枠になってしまう。OS、メーカー、キャリア独自の拡張が絡み合い、シンプルなテキストデータ一つ送るのにも裏で複雑な処理が動いているのだ。