めちゃイケの現場を知る関係者が口を揃えて語るのは、岡村隆史と極楽とんぼの特別な信頼関係だ。岡村が過労で長期休養を余儀なくされた際も、復帰の場として温かい空気を作り上げた背景には、極楽とんぼをはじめとする「めちゃイケメンバー」の強い結束があった。
未公開の舞台裏エピソードとして今も語り継がれているのが、台本なしの長尺収録における極楽とんぼのアドリブ対応力だ。カメラが回っていない待ち時間でも、山本が後輩芸人にちょっかいを出し、それを加藤がツッコミという名の暴力で制裁する「楽屋コント」が日常茶飯事で行われていたという。片岡飛鳥総監督は、その楽屋の空気をそのままカメラで切り取ることで、あの独特のリアルな疾走感を生み出していた。