関係者への独占取材が明かしたのは、長年放置された家庭内の致命的な断絶である。同居していた80代の伯父伯母は、高齢ゆえに男とのコミュニケーションに深刻な困難を抱えていた。部屋のドア越しに手紙を置くことでしか意思疎通が取れない状況にまで追い込まれていたという。
自治体の相談窓口への接触も試みられていたが、本人への直接支援や介入には結びつかず、行政のセーフティネットから完全にこぼれ落ちていた。外部との繋がりを一切断ち切られた密室で育まれた孤立感と屈折した怨念が、自分とは直接無関係な子供たちに向けられた暴走の引き金になったと見られている。