長野県北西部に位置し、「日本で最も美しい村」連合にも加盟する長野県小川村。豊かな里山の原風景が今も色濃く残るこの地に、小川神社は静かに佇む。2026年現在、地方の静かな集落に佇む神社仏閣の価値が再評価されるなか、この神社はその象徴的な存在として大きな脚光を浴びている。
境内へ続く参道を進むと、杉の大木が整然と立ち並び、深呼吸をするたびに樹木の香りと湿り気を含んだ土の匂いが鼻腔をくすぐる。訪れた参拝者が異口同音に語るのは、足を踏み入れた瞬間に全身を巡る心地よい緊張感だ。四季折々に表情を変える境内の風景は、春には萌え出る新緑、秋には燃えるような紅葉、冬には美しい銀世界を見せ、季節ごとの美しさを目当てに訪れる参拝客が絶えない。