嵐が去ることは、J-POPの歴史におけるひとつの黄金期の終わりを意味する。CD売上枚数やドームツアーの規模だけでなく、デジタル配信やグローバル展開においてもJ-POPの可能性を切り拓いていた嵐の存在感は唯一無二だった。芸能界全体においても、グループの解散がこれほど誠実かつ建設的に進められた例は極めて珍しい。
かつての芸能界では、グループの終焉といえば不仲や空中分解といったネガティブなイメージがつきまとっていた。しかし、嵐が見せたのは互いを思いやり、ファンのためにベストな決断を下すという新しい解散の姿だ。これは今後のアイドルカルチャーや日本のエンターテインメント業界におけるグループのあり方に、大きな影響を与えることになるだろう。