キッチンに立つ時間を1分でも減らしたい。それが現代人の本音だ。特に平日の夕食作りは時間との戦いであり、従来の酢豚のように「肉を切って、衣をつけて、揚げる」というマルチタスクは、敬遠される傾向が強まっている。
肉団子を使う最大のメリットは、すでに「火が通っている」点にある。市販のチルド肉団子や冷凍食品を使えば、油の処理に頭を悩ませる必要もない。フライパンに野菜と肉団子を放り込み、合わせ調味料を絡めるだけで、本格的な一皿が10分足らずで完成する。この圧倒的なスピード感が、タイパを追求するZ世代や子育て世帯の心を掴んだ。