NHKの連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』でヒロインを演じた際、彼女の評価は不可逆的なものとなった。昭和から平成へと続く長い歳月の中で、葛藤しながら生きるヒロインを泥臭く、かつ気品高く演じ切った。心揺さぶるヒューマンドラマの過酷な撮影スケジュールの中でも、彼女がセリフをNGで止めることは滅多になかったという。
台本の行間に隠された「語られない感情」を読み解く深い洞察力。共演者やスタッフは口々に「彼女は役の感情の理由をすべて理解して立っている」と語る。言葉を超えた説得力を生み出す背景には、緻密な役作りと深い思考が存在する。