海外のアイコンたちがデザイン性を牽引する一方で、日本のモノづくり技術は「最高の履き心地」を追求する技術革新を続けている。極細繊維を用いたシームレス構造や、温度調節機能を持つハイテク素材が次々と投入されている。
インナーウェアのパイオニアであるグンゼ株式会社は、縫い目を極限まで減らした「CUT OFF」技術や、締め付け感を極限まで抑えた解剖学に基づく立体成型パンツを展開。長年培った皮膚生理学の研究が、着用していることすら忘れるようなフィット感を生み出している。
人間科学研究をベースに女性用下着で培ったノウハウを応用しているのが株式会社ワコールだ。同社のメンズライン「WACOAL MEN」は、股関節の可動域や動きやすさを徹底的に計算した構造で、働く男性たちの疲労感を軽減するアプローチを仕掛ける。
そして、圧倒的なスケールメリットと高品質な「エアリズム」テクノロジーで市場を席巻するのが株式会社ユニクロだ。接触冷感と吸汗速乾性に優れた素材は、夏の蒸れや冬の着こみすぎによる不快感を劇的に改善。手頃な価格帯でありながらプロ仕様の機能性を提供し、日常着のスタンダードを塗り替えた。