チケット代金の上昇は一朝一夕に起きたものではない。過去10年間の価格推移を振り返ると、かつて6,000円台だった大人1日券(ワンデーパスポート)は、変動価格制の導入を経て段階的に引き上げられてきた。ピーク時の最高価格帯はすでに10,900円を突破し、2026年現在のカレンダーでは混雑期の負担感がさらに増している。
なぜここまで値上げが続くのか。最大の要因は、無制限な混雑を回避して園内体験の質を維持するダイナミック・プライシング(価格変動制)の本格運用だ。入園者数を適正化しつつ、顧客1人あたりの平均単価(客単価)を引き上げる戦略が定着した結果、ユーザー側には強烈な「高額化」の印象が残る構造となっている。