私生活での波乱の一方で、役者としての実績は圧倒的だ。大手芸能事務所ホリプロに所属する船越英一郎は、名優・船越英二を父に持つサラブレッドとしてデビューして以来、着実にキャリアを積み重ねてきた。特に1990年代から2000年代にかけての活躍ぶりは目を見張るものがある。
日本テレビの看板枠であった『火曜サスペンス劇場』で放送された『小京都ミステリー』シリーズは、片平なぎさとの名コンビで日本全国のファンを魅了し、圧倒的な高視聴率を記録。さらにテレビ朝日の土曜ワイド劇場をはじめとする各局の2時間ドラマやサスペンスドラマで主演を張り続け、「帝王」の異名を不可侵のものとした。
どんなに過酷なロケ現場であっても共演者やスタッフへの気配りを欠かさない姿勢は、芸能界内でも高く評価されている。大手事務所ホリプロの重鎮として、またベテラン俳優として彼が築き上げた信頼は、私生活の嵐をも吹き飛ばすほどに揺るぎないものだったのだ。