公式発表によれば、今回の脱退はバンド側との度重なる話し合いの末に導き出された前向きな決断だという。長年にわたりハードな全国ツアーや過密な制作スケジュールを駆け抜けてきたサワだが、自身の今後の人生設計や音楽との向き合い方について、じっくりと思考を巡らせる時間が増えていた。ヘヴィメタルという体力を激しく消耗するジャンルにおいて、彼女が残してきた足跡は決して小さくない。
単なる音楽的な意見の対立ではなく、一人のミュージシャンとしてのキャリアの節目、そしてプライベートな未来を見据えた選択であることが今回の決断の根底にある。常に全力でベースを奏でてきたからこそ、中途半端な姿勢でステージに立ち続けることを良しとしない、彼女らしい強いプロ意識のあらわれとも言えるだろう。