「政治の話はタブー」という空気感は、今の若者世代には通用しない。しかし、だからといって彼らが四六時中、難しい政策論争をしたいわけでもないのだ。必要なのは、もっとカジュアルで、自分たちの生活に直結した「動機」である。
投票に行くという少しだけハードルの高い行動の後に、自分へのご褒美として美味しいものを食べる。この極めてシンプルな行動パターンが、今のタイパ(タイムパフォーマンス)を重視する世代のライフスタイルに完璧にフィットした。義務を果たすステップと、日常の娯楽がシームレスにつながった結果と言えるだろう。