にもかかわらず、年末になると東京の「西銀座チャンスセンター」をはじめとする有名売り場には数時間の行列ができる。とりわけ「1番窓口」は、過去に幾多の高額当せんを出した伝説の窓口として知られ、寒空の下でも全国からファンが集う。
宝くじ業界のプロモーションや、「宝くじ幸運の女神」によるキャンペーンイベントもこの熱気を後押しする。しかし、数学的な事実に目を向ければ、特定の売り場で買うからといって1枚あたりの当せん確率が上がるわけではない。有名売り場で高額当せんが頻発する理由はシンプルで、単に他の売り場よりも圧倒的に販売枚数(分母)が多いからに過ぎない。全国どこで購入しても、1枚のくじが持つ2,000万分の1という確率は厳密に同一だ。