一連の事態を受け、学内に設置されたのが「大阪大学出題ミス再発防止検証プロジェクト」である。外部の識者や弁護士を加えた同プロジェクトは、なぜミスが見過ごされ、指摘への対応が遅れたのかを徹底的に調査し、再発防止に向けた報告書をまとめた。
その提言に基づき、「入試問題作成委員会」の改組とチェック体制の抜本的強化が実行に移された。具体的には、複数人によるトリプルチェック体制の義務化や、問題解答案の独立した第三者解法検証、さらには解答公表後の問い合わせ窓口の透明化などが盛り込まれた。作成委員の心理的負担を軽減しつつ、二重三重の安全網を構築することが新体制の主眼となっている。