Q1:自力で下唇を引っ込めるトレーニングは本当に効果がありますか?
A1:骨格や歯並びそのものを自力で変えることは不可能です。ただし、口呼吸に伴う口輪筋のたるみや、舌で下唇を押し出す癖がある場合、口腔筋機能療法(MFT)や「あいうべ体操」によって唇の締まりを改善し、外反した下唇をある程度引き締める効果は十分に期待できます。
Q2:下唇だけ厚い「たらこ唇」と下顎前突(受け口)はどう見分ければいいですか?
A2:奥歯をしっかりと噛み合わせた状態で鏡を確認してください。下の前歯が上の前歯よりも前に出ている場合は「受け口(下顎前突・反対咬合)」の可能性が極めて高いです。噛み合わせは正常(上の前歯が下を少し覆う)なのに下唇だけが前に出ている場合は、唇自体の厚みや、下唇を噛む・吸うなどの癖、あるいはオトガイ筋の緊張が疑われます。
Q3:歯列矯正をすると下唇の厚みはどのくらい変化しますか?
A3:下前歯が前方に倒れていた症例では、歯列矯正によって歯が数ミリ後退するのに連動し、下唇の突出感も劇的に減少します。臨床データでは、前歯の後退量の約60〜80%程度、下唇のプロファイルが後退するとされています。唇の組織を切らなくても、自然と薄く整った印象に変化する患者は非常に多く存在します。