彼女のキャリアにおいて決定的な転機となったのが、実力派俳優が多数所属するプロダクション「研音」への移籍だ。親の威光を頼るのではなく、彼女は自らの熱意でオーディションを受け、同社への所属を手に入れた。名実ともに自身の力でキャリアを切り拓いた瞬間である。
近年では、主演映画『市子』で見せた壮絶な運命に翻弄される女性の悲痛な演技が各方面で絶賛を浴び、数々の映画賞を受賞。さらに、連続ドラマ『アンメット ある脳外科医の日記』では記憶障害を抱える脳外科医という難役に挑み、圧倒的なリアリティと心揺さぶるヒューマンドラマを作り上げた。世間が彼女を語る際、「二世」というラベルは完全に消え去り、日本の芸能界を代表する若手演技派としての地位を完璧なものにしている。