友情結婚を成立させるために多くのカップルが導入しているのが、詳細な「契約条件」の明文書化だ。法的効力を持たせるために公正証書を作成するケースも珍しくない。具体的には、生活費の管理口座、プライベートな部屋や時間の確保、異性友人との付き合い方、万が一解消する場合の財産分与ルールなどが取り決められる。
メリットは明白だ。単身者よりも税制面や社会保障面で優遇され、病気や緊急時の病院での面会資格が得られる。また、精神的な孤独から解放される一方で、恋愛特有の束縛や不貞問題のリスクが限りなく低い。
反面、デメリットやリスクも存在する。周囲の親族や同僚に対してどこまで事実を明かすかというジレンマや、途中でどちらかの気持ちの変化(万が一他者に恋愛感情を抱いてしまった場合など)が生じた際の協議の難しさは常に付きまとう。徹底したコミュニケーションなしには成り立たない過酷さも裏には潜んでいるのだ。