どの組織においても、責任感がある人は強い信頼を集めます。責任感がある人の特徴を観察すると、いくつかの共通パターンが見て取れます。
彼らは約束や納期を厳守するだけでなく、想定外のトラブルが起きた際に「自分にできることは何か」から思考をスタートさせます。また、問題が小さいうちに能動的な報連相を行い、周囲を巻き込みながら事態を好転させます。
対照的に、都合が悪くなると他者や環境のせいにする「責任転嫁をする心理」の根底には、強烈な自己防衛本能と失敗への恐怖が潜んでいます。「評価を落としたくない」「無能だと思われたくない」という不安から、認知的不協和を解消するために「あいつの指示が悪かった」「時間が足りなかった」と外部に原因を求めてしまうのです。
優れたリーダーシップと責任の関係において、トップに立つ者に求められるのは「手柄はメンバーに譲り、最終責任は自分が引き受ける」という覚悟です。権限を部下に委譲しつつ、失敗の矢面に立つ姿勢を示してこそ、チームに心理的安全性が生まれ、組織全体の挑戦意欲が引き出されます。