利点の多い英語配列ですが、導入後にストレスを感じてJIS配列へ戻してしまうケースも存在します。編集部がエンジニアコミュニティや知恵袋、SNS上の声を独自調査したところ、後悔に繋がる主な原因は次の3点に集約されます。
第一に、「半角/全角」専用キーの不在です。左上端のキーを押すだけで日本語と英数字を行き来していたユーザーにとって、ショートカット操作(Alt + ` や Control + Space)への切り替えは初期の大きな壁となります。「ブラウジング中に検索窓をクリックしてすぐ日本語を打ちたいのに、半角英数のまま文字を打ってしまった」という日常的なプチストレスが積み重なるのです。
第二に、オフィスや客先の「JIS配列共用PC」との併用問題です。自宅をUS配列にし、会社の支給PCがJIS配列のままである場合、脳内で配列の切り替えが発生します。特に「@」や「:」の位置ズレによってパスワード入力やメール作成でタイポが頻発し、スイッチングコストに疲弊してしまうケースが目立ちます。
第三に、日本語の「かな入力」ユーザーには適さない点です。英語キーボードにはひらがなが印字されておらず、OSの認識もローマ字入力を前提としているため、かな入力派の移行は事実上不可能です。