駅のホームを歩くとき、黄色いブロックの中に1本だけ長い棒状の突起が並んでいるのを見たことがあるだろうか。これは「内方線付き点字ブロック」と呼ばれるもので、線のついている側がホームの内側(線路と反対の安全な側)であることを足裏の感覚や白杖で直感的に判別できるように設計されている。
線路側の「外線」とホーム内側の「内線」を見誤れば、一歩足を踏み外しただけで線路へ転落する危険が生じる。社会福祉法人日本視覚障害者団体連合の調査でも、ホームからの転落経験を持つ当事者は少なくない。行政や現場の判断として、この内方線付きタイプの優先的な設置が基本ルールとなっており、2026年現在も全国のホームで順次リニューアルが行われている。