では、衰え始めた身体をどのようにリカバリーすればよいのだろうか。テレビ番組のNHK『きょうの健康』などメディアでもおなじみの順天堂大学教授・谷本道哉氏は、極端なハードトレーニングではなく、日常の動作を少し変えるだけの科学的メソッドを推奨している。
谷本氏が提唱するアプローチの核は、「大腿四頭筋とお尻のお尻の筋肉(大殿筋)を連動させて使うこと」だ。多くの人は膝だけで体を持ち上げようとするため、膝関節に過度な負担が集中してしまう。股関節をしっかり折り曲げ、お尻の大きな筋肉を活用して地面を押し出す感覚を掴むだけで、消費エネルギーと関節へのストレスは劇的に軽減する。激しい筋トレを嫌う中高年層にとっても、この意識改革こそが最も効率的なトレーニングとなる。