聖地巡礼を楽しむ上で、事前に知っておくべき「ネット上の誤解」がいくつか存在します。
第一に、「新海誠監督が諏訪湖を完全な舞台として指定した」という言説は誤りです。前述の通り、公式設定上の糸守町は岐阜県飛騨地方をベースにした架空の町であり、諏訪湖は「ビジュアル上のインスピレーション源」という位置づけです。「完全一致の町並み」を求めていくとギャップを感じる可能性がありますが、「作品が描こうとした空気感の原点」として対峙することで、より深い感動が得られます。
第二に、立石公園の遊具や階段周辺での撮影マナーです。地元住民の憩いの場でもあるため、三脚を過度に広げて通路を塞ぐ行為や、夜間における大声での会話は厳禁です。静かに信州の自然と暮れゆく空を楽しむ姿勢が求められます。