沿岸部において、津波警報や注意報が発表された瞬間から猶予はありません。千島列島近海で発生した津波は、わずか数十分から数時間で北海道東部や東北地方の沿岸に到達します。
「まだ潮が引いていないから大丈夫」「前回の地震では波が来なかった」という油断は命取りになります。津波は引き波から始まるとは限らず、第1波よりも第2波、第3波のほうが圧倒的に高いケースが珍しくありません。サイレンや緊急速報メールが鳴った段階で、海や川の河口から遠ざかり、高台や鉄筋コンクリート造の津波避難ビルへ迷わず移動する決断が生死を分けます。