1978年にリリースされた『ブルースカイブルー』(作詞:阿久悠/作曲:馬飼野康二)は、哀しい別れのドラマをどこまでも広がる青空の情景と対比させた、情熱的かつ壮大なバラードです。
「青空の下で許されない愛に終止符を打つ」という切ない物語を描いた歌詞ですが、野口五郎さんが歌うことによって、そこに新たな解釈と命が吹き込まれています。突き抜けるような青空は、秀樹さんの屈託のない笑顔や旅立った天国を象徴し、残された者が抱く喪失感と未来への祈りが、詩のひと言ひと言に痛烈に重なり合います。
秀樹さんのダイナミックで野性味あふれる歌唱に対し、五郎さんは繊細で伸びやかなハイトーンボイスで語りかけるように紡ぎます。解釈のアプローチは異なりながらも、楽曲の根底にある情熱が寸分狂わず受け継がれている点に、二人の深遠な音楽的シンパシーが感じられます。