『トイ・ストーリー』シリーズの最大の魅力は、懐かしさとリアリティが同居する個性豊かなおもちゃたちです。ここでは物語の屋台骨を支えるメインキャラクターの名前や特徴、そして彼らのモデルとなったヴィンテージトイの出自を整理します。
ウッディ(Woody Pride)
アンディの一番のお気に入りであるカウボーイ人形。背中のリングを引くと内蔵されたレコードから声が出る仕掛けです。モデルとなったのは、1950年代にアメリカのテレビ番組『Howdy Doody(ハウディ・ドゥーディ)』などで流行した布製マリオネットやトーキングドール。リーダー気質で仲間思いですが、初期は嫉妬深く人間味あふれるエゴを覗かせるなど、完璧すぎない生々しいパーソナリティが愛され続けています。
バズ・ライトイヤー(Buzz Lightyear)
最新鋭のギミックを搭載したスペース・レンジャーのアクションフィギュア。当初は自身を本物の宇宙戦士だと信じ込んでいました。デザインのモチーフは実在のアポロ計画の宇宙飛行士スーツと、1970〜80年代のアクションフィギュア(G.I.ジョー等)。名前は月面着陸を果たした宇宙飛行士バズ・オルドリンに由来しています。
ジェシー&ブルズアイ(Jessie & Bullseye)
『トイ・ストーリー2』で初登場した元気いっぱいのカウガール人形と、愛嬌たっぷりの愛馬。ウッディと同じ劇中劇『ウッディのラウンドアップ』の仲間であり、過去におもちゃの持ち主「エミリー」に捨てられたトラウマを抱えていました。その切ないバックストーリーは多くの観客の涙を誘いました。
レックス&ハム(Rex & Hamm)
気弱で臆病なティラノサウルスのプラスチック製恐竜トイ「レックス」と、口が達者で現実主義な豚の貯金箱「ハム」。子ども部屋の日常会話にユーモアとテンポをもたらす名コンビとして欠かせない存在です。
ミスター・ポテトヘッド&ミセス・ポテトヘッド
顔のパーツを自由に着脱・組み替えできるジャガイモ頭のおもちゃ。1952年にアメリカのハズブロ社から発売された実在のロングセラー玩具『Mr. Potato Head』がそのまま映画に登場しています。皮肉屋ながら愛妻家という絶妙なキャラクター造形が光ります。
スリンキー・ドッグ(Slinky Dog)
胴体が金属のスプリングになっている愛すべきダックスフント型のおもちゃ。1940年代に誕生した実在の伸縮玩具「スリンキー」をベースにしており、劇中ではその伸縮性を活かして仲間たちのピンチを何度も救う活躍を見せます。
エイリアン / リトル・グリーン・メン(Aliens / Little Green Men)
ピザ・プラネットのクレーンゲーム内にいた三つ目のビニールトイ。「カミサマ〜」とクレーンを崇拝する独特のシュールな世界観で一躍人気を集め、現在もディズニー屈指のアイコンとなっています。