ネット上の釣り掲示板やSNSで定期的に議論が巻き起こる「東扇島東公園で釣りはできるのか」という疑問に対し、結論から言えば園内全域において釣行は一切認められていません。護岸エリアはもちろんのこと、砂浜が広がる人工海浜「かわさきの浜」周辺も含め、投げ釣り、ルアー釣り、サビキ釣りを問わず全面的に禁止されています。
ネット上で「アジやシーバスが爆釣した」という誤った情報や古い釣果記録を見かける背景には、島内の反対側に位置する「東扇島西公園」との深刻な混同が存在します。西公園は釣り護岸として整備され、公認の釣り場として機能していますが、東公園は安全管理上の観点から明確に用途が区分されています。
川崎市港湾局が東公園での釣りを厳格に禁じている理由は、主に以下の3点に集約されます。
- 歩行者および幼児・ペットへの重大な受傷リスク:放置された釣り糸や釣り針を、砂浜で裸足になって遊ぶ子どもやドッグラン周辺の散歩犬が踏み抜く事故が過去に発生した経緯があります。
- 立入禁止区域(消波ブロック等)への不法侵入:海釣り客が危険なテトラポッド帯やフェンスを越えて侵入し、落水事故の危険性が極めて高まったためです。
- 撒き餌やゴミ放置による水質汚染と異臭問題:人工干潟の生態系を維持する海浜エリアにおいて、コマセの散乱や仕掛けの放置が環境悪化を招いたことが決定打となりました。
現地パトロールでは警備員による巡回監視が行われており、竿を出しているだけで厳重な警告・退去指導の対象となります。釣果を求めて東扇島へ向かう場合は、最初から西公園を選択することが鉄則です。