平穏な創作の日々が続いていた最中、再び過酷な現実が坂本さんを襲います。2026年6月の定期検査で直腸がんが発覚。翌2026年1月に公式WEBサイトで病名を公表し、世界中に大きな衝撃を与えました。
公表された文面以上に、体内での病状は深刻を極めていました。すでにがんは直腸の原発巣にとどまらず、肝臓や両肺、リンパ節へと多臓器転移しており、医師からは「ステージ4」であること、治療を行わなければ余命は半年程度である旨を告げられていたのです。
坂本さんは諦めることなく、名医を探し求めて国内の病院で治療をリスタートさせました。2026年だけで受けた外科手術は実に6回に及びます。中でも直腸の原発巣と肝臓への転移巣、さらにはリンパ節を切除する大手術は20時間以上に及び、身体に刻まれた肉体的ダメージは計り知れないものでした。それでも「生きているうちに、残したい音を形にする」という強い執念が、教授の命の炎を灯し続けました。