スーパーの乾物売り場に並ぶ「芽ひじき(米ひじき)」と「長ひじき(茎ひじき)」。この2つの形状によってヒ素の量に違いはあるのでしょうか。
結論から言うと、葉の部分を集めた「芽ひじき」のほうが、茎の部分である「長ひじき」よりも無機ヒ素の濃度がやや高めであることが公的機関の検査で分かっています。芽の部分は表面積が広く、海水中の成分を取り込みやすい構造になっているためです。
しかし、だからといって「芽ひじきは危険で長ひじきなら安心」という単純な話ではありません。どちらの部位であっても、次に紹介する適切な下処理(水戻しや茹でこぼし)を行うことでヒ素の大部分を洗い流すことが可能です。部位の違いを過度に恐れるよりも、正しい調理工程を踏むことのほうがはるかに重要と言えます。