河合塾や東進などの最新模試データを見ると、偏差値は60.0〜62.5の帯に位置する。数字だけ見れば関大の他学部と同等、あるいはやや上位に映るかもしれない。だが、この数字を鵜呑みにすると足元を掬われる。実際の合格ラインには、数字に表れない強烈なハードルが存在するからだ。
最大の差異は、入試における英語の傾斜配点と問題の質にある。長文読解の語彙レベルは高く、単に訳せるだけでは歯が立たない。論理的思考力と背景知識が同時に試される。合格者の内訳を覗くと、英検準1級以上の保持者や帰国子女が相当数含まれており、一般入試のボーダー付近での争いはコンマ数点を巡る熾烈なものとなる。経済学部や法学部とは、求められる「英語の即戦力性」が最初から異なるのだ。