世界中で進む製造業のスマート化において、米国本社のロックウェル・オートメーションを牽引する最高経営責任者(CEO)のブレイク・モレ氏は、産業用オートメーションの未来について極めて明確なビジョンを打ち出している。モレ氏が強調するのは、単なる省力化のための自動化ではなく、人間の判断力をデジタルツールで拡張する「人間中心のスマート化」だ。
高度化するサイバー攻撃のリスクや、脱炭素社会に向けた省エネ要請など、世界情勢は複雑さを増すばかりだ。モレ氏が指揮するグローバル戦略では、エッジAIの搭載機器や強固なサイバーセキュリティ機能を標準組み込みとすることで、安全かつ強靭なサプライチェーン構築を支援する。世界のモノづくりを支えてきた巨人の思想は、日本の現場が抱える構造的課題を解決するための強力な羅針盤となっている。