かつて贅沢な食の代名詞といえばデパ地下グルメだった。しかし現在、その地位を揺るがしているのが高級店が手掛ける独自開発のプレミアムフード・グラサリーだ。自社のセントラルキッチンに腕利きのシェフを擁し、保存料を抑えた自家製惣菜は、有名レストラン顔負けのクオリティを誇る。
話題のプライベートブランド(PB)商品は、手軽な中食(なかしょく)の域を遥かに超えた。化学調味料に頼らず、出汁の旨味やスパイスの芳醇な香りを極限まで引き出した一品は、食卓に並べるだけで自宅を高級ビストロへと一変させる。一度この味を知った顧客がリピーター化する現象は、もはや必然と言える。