安室奈美恵のキャリアにおいて、最初の巨大な波が訪れたのは1990年代半ばだ。SUPER MONKEY'Sとしての活動を経て、1995年に「TRY ME 〜私を信じて〜」がミリオンセラーを記録。直後にスタートした小室哲哉プロデュース体制により、彼女の存在は一気に国民的現象へと昇華した。
「Chase the Chance」「Don't wanna cry」「You're my sunshine」、そして世紀の名曲「CAN YOU CELEBRATE?」。リリースするシングルがことごとくチャートの頂点を極め、1997年の「CAN YOU CELEBRATE?」は邦楽女性ソロアーティストのシングルセールスとして歴代1位となる229万枚を叩き出した。当時まだ10代後半だった少女が、日本の音楽シーンのトップに立った瞬間だった。