モデルとしての活動に区切りをつけ、本格的に俳優の道へ踏み出すにあたり、彼が選んだパートナーが大手芸能事務所「トップコート」だった。実力派の個性派俳優たちが多数在籍する環境へ身を置いたことで、彼の芝居に対する姿勢はより一層鋭利に研ぎ澄まされることとなる。
彼の演技力を広く知らしめた代表作の一つが、大ヒット連続ドラマ『君と世界が終わる日に』シリーズへの出演だ。ゾンビが蠢く極限状態の世界観を描く本作の撮影現場は、想像を絶する苛烈さだったという。過酷なロケーションでの泥まみれの撮影や、息を呑むようなアクションシーンの裏で、彼は徹底した肉体改造と役作りを実施。共演者やスタッフへの取材によると、カメラが回っていない時間でも常に役の緊迫感を維持し、現場の空気を引き締めていたという裏話が明かされている。こうした現場での妥協なき姿勢が、彼の評価を決定づけた。