敷地面積の圧倒的な広さは、訪れる者をまず驚かせる。水深調節が可能な屋内温水50mプール、全面人工芝のメイングラウンド、本格的な聖ポール会館。都市部の狭小な校舎では到底実現できない施設群が、ここでは「当たり前の日常」として生徒たちに開放されている。
「本物に触れさせる」という学校側の哲学は伊達ではない。陸上競技場や野球場など、専門競技に特化した設備が整っているからこそ、生徒たちは自らの限界を試すことができる。放課後、夕日に照らされたグラウンドには、声を出して汗を流す部員たちの姿と、静かに図書館で洋書をめくる生徒の姿が同居する。この密度の高い空間利用こそが、彼らのタフな精神力を育む土壌だ。