テクノロジーが進化し、あらゆる意思決定のプロセスがデジタルデータとして記録されるようになった現代。チャットツールの履歴や稟議システムのログが残るため、当時のような「言った・言わない」の責任のなすりつけ合いは難しくなっているはずだ。しかし、現実はそう単純ではない。
どれだけシステムを強固にしても、それを運用するのは人間だ。「空気を読む」ことを強いる同調圧力や、逆らえない上司からの暗黙の指示は、デジタルツールの隙間をすり抜けて行われる。形を変えたハラスメントや、責任逃れの手法は日々アップデートされており、現代のビジネスパーソンは新たな形の「浅野」と戦い続けている。