日本列島を襲う巨大地震や局地的な豪雨災害への備えとしても、環状網の完成は決定的な意味を持つ。太平洋沿岸を通る東名・新東名、三重県沿岸部が浸水や被害を受けた場合でも、内陸側を走る環状線が機能していれば、東西の交通断絶という最悪のシナリオを回避できる。
防災のプロフェッショナルたちも、この冗長性(リダンダンシー)の確保を高く評価する。緊急車両の優先通行ルートや救援物資の中継基地として機能する道の駅・SAの防災機能強化が進められており、「止まらない日本の動脈」を維持するためのインフラとして、地域住民に強い安心感を与えている。