専門機関の専門家たちも、こうした風潮に強い関心を寄せる。日本高血圧学会が定めるガイドラインにおいて、収縮期血圧180mmHg以上、あるいは拡張期血圧110mmHg以上は最重度の「III度高血圧」に分類される。これが200mmHgを超え、さらに臓器障害の兆候が伴う場合は「高血圧緊急症」として直ちに医療処置が必要な状態だ。
厚生労働省の統計によれば、日本国内における高血圧患者数は推定4,000万人に達する。しかし、そのうち適切に血圧をコントロールできている割合は決して高くない。働き盛り世代の放置患者が多い中、芸能人の危機的数値が報道されることは、未受診者を行政や医療機関へ足向かわせる強い動機となっている。