夜の帳が下りる22時を過ぎると、構内は独特の緊張感に包まれる。AエリアからDエリアまで細かく分かれた4階の乗車ホームでは、数分刻みでバスが滑り込んでくる。自分の乗る便がどの乗り場から出るのか、発車掲示板の前で立ち尽くす旅行者の姿は後を絶たない。
深夜便利用時の最大の落とし穴は、発車10分前の駆け込みだ。主要事業者のひとつであるジェイアールバス関東などを筆頭に、長距離路線では定時発車が極めて厳格に運用される。荷物の積み込みや自動改札でのQRコード読み取りに手間取ると、あっという間に乗り遅れの危険に直面する。
混乱を避ける裏技は、発車30分前に4階ウェイティングエリアへ到着し、モバイルチケットの画面をあらかじめ表示しておくことだ。特に夜間の発車表示板は数分おきに表示が切り替わるため、乗車番線が決定した瞬間に現地ホームへ移動するフットワークが欠かせない。