リッケンバッカーのラインナップには、それぞれ強い個性を持った名器が揃っています。購入や導入を検討する上で知っておくべき主要モデルを整理します。
まずブランドの象徴とも言えるフルスケールモデルが「330」です。リッケンバッカー330の特徴は、特徴的なスラッシュ(斜め)型のサウンドホールと、エッジの効いたダブルカッタウェイシェイプにあります。24フレット仕様のメイプル指板・ボディから放たれるトーンは明瞭そのもので、ギターボーカルのコードバッキングから鋭いカッティングまで完璧に対応します。
そして、音楽シーンに計り知れない衝撃を与えたのがリッケンバッカーの12弦ギター「360/12」です。ジョージ・ハリスンが「A Hard Day's Night」の冒頭コードで鳴らした重厚かつ神秘的な響きや、ザ・バーズのロジャー・マッギンが確立したフォークロックサウンドの主役となりました。通常とは異なり複弦の副弦(高音側)が主弦の下側に配置されている特殊な構造により、ダウンピッキング時にまず主弦が鳴るため、輪郭がぼやけず極めて芯の太い12弦サウンドが得られます。