年間出荷数が極めて少ない希少肉として知られる理由、それは能登半島の限られた生産者が手塩にかけて育てる小規模かつ丁寧な生産体制にある。年間約1,000頭前後という出荷数は、大手銘柄牛と比較しても桁違いに少ない。この厳格な品質管理を担っているのが「能登牛銘柄推進協議会」だ。協議会とJA全農いしかわが強力に連携し、血統や飼育期間、肉質等級の厳しい基準をクリアしたものだけを正式に認定している。
2026年の最新流通状況を見てみると、現地石川県内の認定店を中心としつつ、首都圏の限定レストランや高級フェアへの出荷ルートも再構築・拡充が進んでいる。希少価値が高いからこそ、本物を提供する認定店で味わう一皿の体験は格別だ。サーロインのきめ細やかな霜降りはもちろん、赤身の旨味が凝縮されたモモや肩ロースといった部位も、肉本来の底力を存分に知ることができる絶品として各所で高く評価されている。