「魚料理は骨があって食べにくい」「調理や後処理が面倒」というイメージは、今や過去のものになりつつある。洗練されたモダンな空間で、職人が目の前で鮮やかに捌く臨場感を楽しめる体験型スタイルの店舗が増加中だ。カウンター越しに広がる包丁捌きに、若者たちが目を見張る場面も珍しくない。
SNSを通じたリアルタイムな情報発信も大きな追い風だ。その日に水揚げされた珍しい魚のストーリーや、生産者のこだわりがダイレクトに共有され、食べる直前の期待感を高める。単に「食べる」だけでなく、海と食の背景にある物語を「体験する」文化が若年層の間で深く根付き始めている。