事件の発端を受けて、北海道教育委員会もまた厳しい批判の矢矢面に立たされた。組織としての対応の遅れや、安全管理体制の甘さが厳しく問われたからだ。
行政側は直ちに指導体制の見直しを発表し、スクールカウンセラーの配置やメンタルケアの拡充を打ち出した。しかし、制度を整えるだけでは拭い去れない不安が、生徒や保護者の間に残された。
教育現場の疲弊も深刻だった。教員の負担増、SNSの普及による人間関係の複雑化。目の前の生徒一人ひとりと向き合うための時間的・精神的余裕が失われていく中で、同様の悲劇をどう防ぐのかという重い宿題が課された。